こんにちは。
三島市 irodoriピアノ教室 岡村です。
今日はピアノ学習者なら、ご存知の教材「ハノン」の使い方についてお話したいと思います🎹🌈
ハノンを弾くとき、どんなことに気を付けて練習していますか?
がむしゃらに弾いている場合、ただ音だけ弾いている場合はもう少し視点を変えて工夫した練習が必要かもしれません。
突然ですが、私の主人は、体格がよく、文化系というより純体育会系にみられますが、学生時代はピアノとサックスをやっていたりして、音楽は大好き。幼稚園から大手音楽教室に通っていたそうです。
ピアノでは、中学で合唱伴奏をしたり、高校の頃にはドビュッシーのベルガマスク組曲を習って弾いたり、趣味で何年もピアノを習っていた主人ですが…ある時期ハノンを超絶早く弾くことを目指しはじめたそうです💦 筋トレのように腕が痛くなる練習をすると鍛えらている気になるそうなのです💦
なんと、がむしゃらに…。でも、なかなかゴールが見えず、結果的に目指す速さまでいかず、挫折したそうです😵
繰り返したことを脳や身体は覚えていくので、主人のやり方ではピアノを力んで弾く練習をしている事になってしまいます。何年も習っていても、正しい方向性を知らないと自己流になりがちなのがピアノで、同じような方が多いようにも思います。
腕が力んで痛くなる弾き方は身体を傷め、あらゆるコントロールがしにくくおすすめできません。これは、ピアノを楽にきれいに弾く動作とは逆のほうへ進んでしまっているのです。
話は戻り、つまらないのは、効果を感じないのは「ハノンを弾くこと」をゴールにしてただ音だけを弾く場合に多いのではないでしょうか? もし、ハノンを早く弾きたいなら、なぜ早く弾けないのか、早く弾くためにはどうしたらよいかを考えた練習方法が必要です。
そもそも何かを得るため、音楽に活かすために練習したいはずなのに、「効果を実感すること」がない練習だとつまらないですよね。
ハノンの様な教材は、目的を持って取り組んでみて下さい。一つの案としては、まずはゆっくりから。いろいろなことを注意して確認しながら弾くのがおすすめです。意識を変えて練習すれば、例え速さをゆっくりにしても、頭や神経は意外と忙しい状態になるんですよ。
単純な音形だからこそ「目的を明確に持つ」ことで集中も出来ます。
例えばですが…、手の形や身体の使い方気をつけて、音色や粒をそろえて、手首や腕が力まないように、腕の使い方、指のあげ方、鍵盤の幅や高さに慣れる、次の音の打鍵を考えて指の抜き方をはじめとした加減を意識しながら弾く、指先への重さの具合やタッチ、音程感や音の流れを感じる練習、音と音の間を聴く、音楽的要素をみつけながら弾く、スケールなどは調性感を感じてなどなど目的はたくさんでてきます。 それによって得たい効果もイメージ出来てるとなおよいですね。定番のスタッカートやリズムの変化、調性を変えるのも楽しいですよ♪
気をつけたいところ、得たいもの、大切にしたいことは一人一人違います。
気持ちを落ち着けて取り組まないと雑になりがちだと思うので、時間と心の余裕を持ってぜひトライしてみてくださいね。
子供さんには、リズム練習がわかりやすくてよいと思いますのでいろいろなリズムにあわせてみてください🎶
いろいろなやり方があると思うのでこの限りではないと思います。一つの案として、参考になさってみて下さい。
因みに、ハノンを必ず使わなくてはならないということはないので、自分にあう教材と練習方を見つけましょう🎶
ハノンを弾く為でなく、音楽に活かす為にそこを通過しているのだということを忘れずに♬
お読み頂きありがとうございます。
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